COMMUNITY CHRONICLE — SINCE 2022

Web3おじさん新聞 4周年記念クロニクル

技術もない。知識もない。若さもない。
それでも私たちは、4年間、一度もペンを置かなかった。

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PHASE 01 2022 — 2023

黎明と熱狂

— 何者でもないおじさんたちの、手探りの冒険 —

はじまりは、たった800円の入場券だった。
「鴨頭嘉人&窪田望と一緒に学ぶ NFT超超初級講座」—— 「勉強してもできない人」のための教室に、 私たちは理屈より先に飛び込んだ。ウォレットの作り方すら分からず、 ガス代という言葉に戸惑い、それでも目だけは少年のように輝いていた。

最初の授業で教わったのは、儲け方ではなく「詐欺から身を守る方法」だった。 仲間は500人になり、1,000人を超え、わずか2ヶ月で3,500人に。 真っ暗な荒野を、みんなでランタンを掲げて進むような日々。 その灯りを絶やさぬために生まれたのが、「おじさん新聞」だった。 誰に頼まれたわけでもない。ただ「昨日知ったことを、仲間に伝えたい」—— それだけの、あまりに純粋な創刊号。

画面の向こうの名前が、リアルの握手に変わった夜。
あの熱量を、私たちは今も忘れていない。

「分からないことだらけだった。だから、全部が冒険だった。」
PHASE 02 2023 — 2024

静寂と継続

— ブームの終焉、それでもペンを止めなかった日々 —

冬は、静かに来た。
チャートは沈黙し、タイムラインから人が消え、 あれほど賑やかだった界隈に、風の音だけが残った。

「これ、意味あるのかな」
何度も自問した。読者が減っても、話題が枯れても、 それでも毎週、新聞は発行された。畑を耕すように、 泥のついた手で、一行ずつ。派手さはない。バズりもしない。 ただ「続ける」という才能だけが、そこにあった。

そして気づけば——去らなかった仲間との間に、 どんな強気相場よりも硬い信頼が、静かに積み上がっていた。 冬に結ばれた絆は、冬では切れない。

「ブームは去った。仲間は、去らなかった。」
PHASE 03 2024 — 2025

AIとの出会いと変革

— 新しい技術を、新しい相棒に —

時代は、待ってくれなかった。
生成AIという巨大な波が、世界を丸ごと塗り替え始めた。 「50代には難しい」——世間はそう言ったかもしれない。

けれど私たちは、波を眺める側ではなく、波に乗る側を選んだ。 創刊の日と同じ、あの好奇心のままに。 真っ先にAIに触れ、失敗を笑い合い、覚えたことを新聞で分かち合った。 冬の時代に耕し続けた畑があったからこそ、 新しい種は、誰よりも早く芽を出した。

AIは、脅威ではなく相棒になった。 学ぶことの楽しさを、私たちはもう一度思い出した。 何歳からでも、人は変われる——それを証明した季節だった。

「新しいことを学ぶのに、遅すぎる年齢などなかった。」
PHASE 04 2026 — NOW

挑戦する文化、応援する文化

— 先頭を走る背中が、みんなの物語を変えた —

いつだって、先頭を走る背中があった。
60歳を目前に、日本武道館のステージに立った鴨さん。 「Challenge Like A Baby——赤子のように挑戦しよう」。 その言葉どおりの生きざまに、武道館は満員の仲間で埋まった。 藝大の門をくぐり、世界の賞へと駆け上がった窪田さん。 ふたりの先生は「教える人」である前に、誰よりも「挑戦する人」だった。

その背中を追って、みんなが歩き出した。
バンドを組んでステージに立つ者。舞台役者に挑む者。美術館に作品を並べる者。 能登の子ども食堂へクラウドファンディングを届ける者。 AIを相棒に、新しいゼロイチを掴む者。 挑戦の形は、ひとつとして同じではない。 けれど挑戦する人はみな輝いていて、思わず応援したくなる。

挑戦する文化と、応援する文化。
800円の教室から始まったこの場所は、いつしかそのふたつを育て、 新聞も「応援新聞」と名乗るようになっていた。 秘密基地には今日も灯りがともり、新聞は今週も発行される。 399号も、400号も、その先もずっと。

この場所を温かくしてきたのは、技術ではない。
最初の夜からずっと、互いの挑戦に灯りをともし合ってきた、あなたたちだ。

「挑戦」の魔法は、人を笑顔にする。